桂米團冶さんに宿るジャパンクール(その4)

愛宕山の名場面・・落下傘よろしく大きな傘で谷底へ・・愛宕山は「ネタおろし」らしく、どうもしっくりこなかった。が、ここから噺の流れが一気に快活になり、おもしろくなってきた。

米團冶さん・・「かぶきもの」:「傾き者」(「歌舞伎」の語源)としての才能と、落語の型にキュウキュウとして奔放さを失った「囚われ者」・・そのはざまに生きる者の性(サガ)が、いま目の前で谷底に飛びおりてゆく・・やりたいことをやりたいように“やってみることのできる人間像”・・「傾き者」・・

以下は、『ジャパンクールと江戸文化』奥野卓司(岩波書店)より引用:町民が憧れる人間像ではあるが、町民自身が、そうはなりきれない、江戸時代の社会規範のギリギリのラインでのいきざまを観せて楽しませてくれる人物像となっている。これが、歌舞伎の原点である「傾き者」であろう。つまり傾き者はとめどなく無軌道な反社会的人間ではなく、日本文化の中で世間に認知されている美的な「型」をふまえたうえで、そこからつかの間、より美しい姿での逸脱を楽しむ粋(江戸ではイキ、上方ではスイ)者なのである。

桂米團冶さんが「人間国宝の父」をもつことは誰もが知る、既知の大きすぎる事実・・愛宕山の「まくら」では、その事実を笑いに変換しようとするあまり・・大昔のテレビ業界のお話や、父上の時代の「過去の成功体験」が、ながながと語られ、本題の噺も魅入られたような硬さ・・「囚われ者」のように感じられた・・

「それはもういい」・・米團冶さん、あんさんのコンテンポラリーが見たい。楽しみに来たんやででぇ〜・・客席にはそんな空気が流れていたた・・と、そこに突然・・米團冶さんの本性「傾き者」が落下傘かざして舞い降りてきた・・おもしろくなってきた・・つづく
街角のペンションLee http://www11.ocn.ne.jp/~pen-lee/   
The LEE Osaka downtown(大阪のペンション)  http://pension-lee.net/

LEE is located in front of the Sin-do shrine that have one thousand years history. This area is harmonized history and modernity. Beside LEE, there is Japan's longest shopping street. You can understand real Japan after walking this shopping street. There are also four department store and huge electric store, which are typical Japanese shopping scene, near to LEE.

LEE rooms are well ventilated and gets a lot of sunshine, faces on south side. We manage LEE in a family: we provide good security and cleanness. From LEE to nearest station, takes only one minuets on foot, to Kansai International Airport, takes 50 min by bus and Osaka Station 5 min by metro. LEE locates very convenient place, so a lot of people go to one day trip to Himeji Kyoto Kobe Nara or Hiroshima.