あっち+こっち=京都大学入学・・という話

毎年いつも同じこの時期、スグ近所のフランス政府機関も関与するある学会にアランドロン(仮名だが・・こんな感じ)さんはやってくる。九州の某私立大学の先生で、10年ほど前、はじめてお泊りになられた時分は、いつも小さな息子さんを伴われていた。

そのアランドロンさん、今年はいつになく上機嫌でチエックイン。聞けば、あの小さかった息子さんが京都大学に見事入学、この4月から京都暮らしをはじめるという。ふ〜ん・・

ボクたちの子どもは、もうすでに大きく、子育てのやり方を今頃聞いても手遅れ。が、家内はキッチリ聞いていた。子育ての秘訣を・・奥さまが日本人のアランドロンさん。終始貫かれた子育て法とは・・いついかなる時も「奥さまは日本語」、「アランドロンさんはフランス語」、その二つの言語で、終始一貫、子育てに向かわれたらしい。

ご子息が、この方法で日仏語を流暢に駆使するバイリンガルに育ったのは勿論だが、この方法によれば頭の中の思考回路が柔軟になり、物事に対するアプローチが、勉強といわず人付き合いといわず、剛性が高まるらしい。(ありていにいえば、頭が賢くなる・・)注:幼少期の中途半端な外国語教育には非ず!

歴史的に、時にはドイツの支配を受けたフランス側国境地域で育ったアランドロンさんが言うには、このような子育て法の効果はカナダ・フランス語圏の論文に明らかで、すでに50年も前に確立されている“学説”に基づいているらしい。へぇ〜! 

あっち+こっち=京都大学入学かぁ〜     あっち(家内の強弁)+こっち(小生の強情)=けったいな子ども(我が家)
「あっち」と「こっち」もいろいろある・・

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