新春といえばラグビー。だった・・

まったくの素人。小さいころ花園ラグビー場の近くで育ち、ラグビーが好きになってしまったド素人ファンの戯言。

ある時代まで、新春の花園(東大阪近鉄花園ラグビー場)では、高校ラグビーと社会人ラグビーが日替わり交互に楽しめた。その頃のラグビー界はアマチュア(いまは、プロ化されている)全盛期。超高校級と称されるラガーは世界でも通用したようだし、近鉄が一時代を築き、その後は新日鉄釜石などが一時代。ラグビーは全国的人気を博した。

しかし、そんな話は今昔。世界をスルーした日本ラグビーは、ワールドカップでぼろ負けするばっかり。で、人気は急落。うまくて力強い高校生、その多くは東京の有名大学に集中。集中すれば、それなりに強くなるはずなのに、世界では、0−100レベルの信じられないスコアでコロコロ負ける。

日本技術のガラパゴス化がひところ話題に挙がっていたが、日本のラグビー界は他の追随を許さない本家本元、元祖ガラパゴス。いまや、東京の有名大学チームだけが競り合えば、それだけで楽しい。

10年ほど前、大阪ミナミのスナックで昔の有名ラガーマン(日本一にも輝いたスクラム・ハーフ)と同席したことがある。たまたまの出会いだったが、ラグビー話に花が咲き、内緒の話もチラホラ。野球やサッカーのように、北国も南国も日本のあっちこっっちが拮抗することを願っている、とのことだった。

限られた人たちが、限られた所にだけ「資と材」を集中させ、極め付きの限定的な仕組みを作る。昨年は、そのような「力の資本主義」が世界的に破綻した一年だったが、今年はどんな年になるのだろうか?

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