29800円の海外旅行 その2

上海航空の名誉のために・・その①の「最低」とは上海航空を指したものではない。格安ツアーでは、使用機材が表記されている航空会社の発着時刻等、相対的比較においての「最低条件」である場合が多い、との意である。あしからず。

とにかく、その夜のFM822便(上海からの折り返し便FM821)は午後9時前、関空にやっとこさ到着(遅れた理由説明一切なし)。脱兎のごとく機内清掃、信じられないが午後9時半前、2時間チョットの遅れで関空を飛び立った。機内清掃において国内線の折り返し便と変わらない早技に舌を巻いたし、機内への入り口、CAのまったく堂々とした立ち居振る舞いにも、妙に感心させられた。「遅れたのは私たちのせいではない!」「しゃ〜けど、あんたらな」と、文句の一つも言えない立派な態度。B737に静かにオッチンする。

ミールクーポンを頂き、関空で豚まんを食ったので機内食は出てこないと勝手に思っていた。が、「来た!」機内食。既にボクはお腹いっぱいだったので「ノー・シェイシェイ」。だが、はす向かいの白人女性は美味しそうに全部を平らげた。真横の日本人ビジネスマン氏もきれいに平らげた。美味そうに。ほんまに美味しいのかな? もう、夜の10時半、油ぎらぎら。

日付が変わる前、なんとか上海浦東空港に見事激しくランディング、目が覚めた。空港に一歩足を踏み入れ上海万博用に作られたという第2ターミナルの立派さに驚いた。トイレはピカピカ、ゆかも豪華。ソウルのインチョン空港やバンコクの新空港より立派だ。勿論羽田などお呼びでない。とにかく綺麗で立派なターミナルだ。入国審査も愛想がよかった。さて、時差を調整、日本とは1時間の差、したがってまだ、今日は今日だ。

到着ゲートを出たら、このツアーで4日間お世話になるらしい「ミスター・チン」がツアーの旗を持ち、気合を入れて待っていた。以後4日間、このミスター・チンの「魅力」が、中国そのものの魅力であるように感じた。バスがスタートした、これから100キロ以上離れた無錫へ向かう、あ〜シンド。・・また次回