審判道具担いで行くアジア

甚だわたくしごとながら・・

縁あってインド・デリーへと旅立った愚息。大学院在学中の2年間はまるっきり帰って来ない覚悟のようだ。しかし近ごろは便利な道具があって、リアルタイム・無料でやりとりができる。「カメラ電話のスカイプ」だ。先日もこれでやりとりをしていたら・・

デリーではインド人一団との「日常的やりとり」「趣味的な付き合い」が醸成しにくい。然るに、人間観察を伴う学業分野ついての成果が上がらない。ついては、インド人のベースボールコミュニティーにアクセスし、行動しようと思い至った。ついては「審判道具一式」を持ってきてほしい。と、のたまった。

そういえば大学時代、高校野球連盟だったかなんだかに所属、休みの日、彼は高校野球の審判ボランティアに汗を流していた・・そんな事を思い出す。が、それにしても・・インドはたしかクリケットにグランド・ホッケーの国。行ったことはないが、かの国に野球してる人、何人いてるん?

顔面の面。プロテクターにレガーズ。スパイクにユニフォーム。とにかく審判道具一式。嵩は高いし重たい。こんなもん航空便で送ったら高つきまんがな。どうすんの?

と、ここで嫁はん。スカイプに横から顔を出し言い放った。「長いことナマ顔見てへんし、春休みや。審判道具持っていったろ。中間地点のバンコクあたりやったら、サッと行ってサッと帰れる。な、そうしょ」ハァー・・

・・審判道具担いで行くアジア