大阪のおばちゃんと3連休

大阪のおばちゃんは、すごい!  昨夕の話
ご近所の奥さまに伴われ、大きなボストンバックを引きずってやってきた女性。時刻は既に夕刻。聞けば、天神橋筋商店街をガイドブック片手に、この小さな宿を探し、右往左往していたとのこと。予約はなし、突然泊めてほしいとやってきた。
ユーロ圏からの一人旅。何とかしてあげたいが3連休、大した宿ではないがさすがに昨夜は空室がなかった。対応した家内は、考えあぐねた挙句「観光協会(大阪観光コンベンション協会)」に電話してさしあげた。何とか一部屋くらいは工面できるかも、という案内。ここまででも充分、大阪のおばちゃんはスゴイ。以下に理由を述べる。

  1. 商店街で外国人旅行者風の困っている女性をキャッチ
  2. 何故困っているかを聞き出し、旅人が指差したガイドブックに載っている「この宿」まで誘導
  3. 予約なく、突然のニーズにおばちゃん二人(連れてきたおばちゃんと家内)が「今夜の宿」を何とかすべく、相談に乗る。
  4. 大阪駅にある観光協会に電話し、この旅人のニーズを正確に伝える。

はっきりいって、完璧である。大阪以外では、こうはいかないのではないだろうか? 本当にそう思う。で、一件落着と思いきや、近所のおばちゃんはさらに言い放った。「観光協会まで行ってまた路頭に迷いやったらかわいそう。ついてったる!」
おばちゃんは、ケータイでご主人を車ともども呼び出した。スゴイ!!待つこと5分。一人旅の女性をキャッチアップし車は猛然と、大阪駅観光協会に向かった。「今夜の宿が見つからなかったら、私の家に泊めたる」と、言い残し・・
大阪のおばちゃんは、すごい! 自分が生まれ育った街だが、やっぱり凄いと感心させられる「おせっかい」。いや、ホスピタリティだった。
一年に何度となくこんなことがある・・