大分県豊後大野市の九州オルレ人気と韓国のある世界遺産で見た「造り込み」について

大分県豊後大野市は、平成の大合併で誕生した若い市で、観光県である大分にあって、まったくと表現しても許されるほどの「観光不毛地」であった。ところが、最近になってこの町(といっても、野や山)をゆったり歩き、田舎の空気に触れ、その地域の生活観ともなれ親しむ、穏やかな観光が静かな人気を呼んでいる。

九州オルレと呼ばれる、この観光スタイルは、元々は韓国・済州島の方言「オルレ」から発祥しており、大きな道をそれて、地域や集落の家々に至る小路「オルレ」を語源としている。すでに「済州(チェジュ)オルレ」は、韓国きっての観光の島・済州島で、「代表的な一つの観光スタイル」として定着していると聞く。

その、心優しく和やかな観光スタイルが、済州オルレを発祥させた人々によって九州全域にもたらされた。いまからわずか3年前のことである。そのいくつかの「歩き、楽しませてもらう」観光スタイル・九州オルレコースの中で、群を抜いて人気なのが、奥豊後コース・・すなわち、大分県豊後大野市朝地地区を起点とする「田舎を歩くルート」である。

他方、韓国きっての桃源郷と呼ばれた慶尚北道安東(キョンサンプット・アンドン)市に世界文化遺産・河回村(ハフェマウル)がある。韓国伝統の儒教文化、その一氏族によって600年にもわたり守られてきたとされる、「韓国的なものの原型を大切にした村(韓国観光公社「韓国のユネスコ世界遺産ガイド」2011年発刊中の表現をそのまま引用)」で、規模的にはそう大きな面積を持たず、一つの集落が「そのまま丸ごと世界遺産になってしまった」、安東市の西端に位置する。

この河回村の世界遺産登録もわずか3年前と歴史は浅く、近年衰退が続いた安東市では、今この「世界遺産」を活用した都市活性化策が、きわめて大規模に推し進められようとしている。

ここの所、日韓相互の抗いは収まりの悪い近所喧嘩のような始末の悪さを見せているが、この、大分県豊後大野市の九州オルレ人気と韓国・安東市の世界遺産で見た「造り込み」について、少し見比べてみる余裕を持つだけで、それぞれの国や地域が、この「グローバル」という少々厄介な社会の中で、違いを認め合うといった点での「理解」と共存共栄がが進むのではないか。

それぞれの国や地域で営まれた「ものがたり」の(現在進行過程のものを含む)現実に、目を向けてみると、少し大げさな表現を使うとすれば、そのようなことになるのではないか・・安東旧市街エリアの少々綺麗過ぎる商業地区(整備されてすぐの様子)と、河回村の朝、団体客がまだやって来ないひと時を狙い、ふらふら歩いてそんなことが頭をよぎった。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.180944405392406.1073741853.105161342970713&type=1
日本一小さな宿・街角のペンションLee http://www11.ocn.ne.jp/~pen-lee/   
The LEE Osaka downtown(大阪のペンション)  http://pension-lee.net/

LEE is located in front of the Sin-do shrine that have one thousand years history. This area is harmonized history and modernity. Beside LEE, there is Japan's longest shopping street. You can understand real Japan after walking this shopping street. There are also four department store and huge electric store, which are typical Japanese shopping scene, near to LEE.

LEE rooms are well ventilated and gets a lot of sunshine, faces on south side. We manage LEE in a family: we provide good security and cleanness. From LEE to nearest station, takes only one minuets on foot, to Kansai International Airport, takes 50 min by bus and Osaka Station 5 min by metro. LEE locates very convenient place, so a lot of people go to one day trip to Himeji Kyoto Kobe or Hiroshima.