ＳＮＳと梅まつり

天神さんと天神橋筋商店街があるこの街では、一年３６５日、毎日のように街を舞台に様々なイベントが仕掛けられている。当たりのイベントもあれば、ハズレのイベントもご愛嬌。

そんな中、梅まつり期間中に開催される「梅酒イベント」は、近年まれにみる大ヒット企画だ。全国各地、ほぼすべての銘柄が一堂に会し、ポケットマネーで梅酒の飲み比べができる。さらに、その中から今年のベストワンが人気投票で決定！！　早い話、梅酒の「Ｂ−１グランプリ」的仕掛だ。

その真っ最中の梅酒イベント。本日、日曜日は、朝９時頃から続々と人がやってきて「飲み比べチケット」を求める列が、長蛇。付近は今、石畳工事まっ最中でもある。日曜日も工事が佳境。で、朝からてんやわんや。

それにしても、この梅酒イベントには「若者の行列」が多い。天神さんや天神橋筋商店街のイベントでは、中高年のおばちゃんらが中心になりがちだが、この梅酒イベントには「若者」が多い。純なカップルも多数。そのカップルたちが「飲み比べ」で、ホノ赤くなり、ほほ笑ましい。

その様子をじっくり眺めていると、やっぱりＳＮＳ（ソシアル・ネットワーク・サービス）の時代か、と観念してしまう。早い話、いま流行りの“無線による高度な文明の利器”による集客手法のことだ。この若者たちは、わたしの大好きな新聞を読む層では、最早ない。すべての人たちが“無線による高度な文明の利器”、手元のディスプレーによって・・すなわちネット媒体で集客された人たちだ。

明治期、はじめて電話が通じたとき、街の飛脚・足自慢が電話線とどっちが早いか勝負する逸話があった。笑ってしまう話だが、いまのボクにはまったく笑えない。ケータイ大嫌い。ＳＮＳがどうした・・などと、平成の飛脚のような日常である。

時代はやっぱりＳＮＳか・・飛脚の汗も、えぇねんけどなぁ〜

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