竹富島のタイムトンネル

毎日新聞の旅の連載、最後の取材で沖縄・石垣諸島の竹富島を訪ねました。昭和48(1973)年3月以来、実に約40年ぶりの竹富島でした。この詳報紙面は、毎日新聞・夕刊(近畿版)、12/12月曜日と12/19月曜日の二週にわたって掲載されます。新聞を読まない方も、一度騙されたと思って2週とも買って読んでみてください。なかなか興味深い内容ですから。

ボク個人的には、今回宿泊させていただいた民宿周辺の竹富の風景が、ほぼ当時のままだったことで、17歳時の自分と、「57歳にも」なってしまった自分が交錯して、落ち込むやら情けないやらで解釈不能なケッタイな心持になってしまいましたが、それが逆に新鮮な感動となって、カラダを抜けてゆくのがわかりました。とても不思議な経験でした。

タイムトンネルに乗って彷徨すると、きっとこのような心持になるのでしょう。時間とは残酷かつ公平なものです。

星空に 10代の頃 瞬いて
手のひらの 星砂に聞く 50代
一気飲み 泡盛なみなみ 夢枕
踏みしめて 路にサクサク サンゴ礁
一人旅 アラサー女性の 安里屋(あさどや)ユンタ