いいテーマ設定ですね。「私の暑さ対策」・・こう問われてみて、物理的な暑さ対策に思い至るのではなく、メンタルなことにアクセスしていたことに改めて気づかされました。
例えば、夏の甲子園に出向く、お墓参りをする、盆踊りの賑わいに浸る、といったことです。折節の移り変わりに齢を重ね、いま生きていることに感謝する、このような「夏の日常」を毎年繰り返し、精神のよりどころを確認すること（できること）が、「私の暑さ対策」といえるのでしょう。
そんな意味からも、京都の五山の送り火に際し、陸前高田の人たちの魂を勝手に行ったり来たりさせたことは、ニッポンの夏には相応しくない行為、その典型だったように思います。
